期待利回り12%!低リスク複合サヤ取り『サヤ取りX』運用状況と運用方針

こちらでは「サヤ取りX」の運用実績の報告と運用方針についてまとめています。
「サヤ取りXって何よ?」っていう疑問を抱かれた方は後半の運用方針の部分をご覧ください。



「リラ・ランド・ペソでのサヤ取りX」スワップサヤ取りXの運用状況

(更新日:2019/07/20)

サヤ取りXスワップサヤ取り収益状況

①トルコリラ/円サヤ取り収益状況

買い:みんなのFX 8万リラ
売り:セントラル短資 8万リラ
ポジション損益   : -6,660円
サヤ取りスワップ金利: +16,656円
収益合計      : +9,996円  (プラ転達成済み)
今週のサヤ取り額  :+1,240円(+22.1円 / 1万通貨・1日あたり)

②南アランド/円サヤ取り収益状況

買い:みんなのFX 50万ランド
売り:セントラル短資 50万ランド
ポジション損益   :-19,800円
サヤ取りスワップ金利: +25,400円
収益合計      :  +5,600円  (プラ転達成済み)
今週のサヤ取り額  : +1,650円(+4.7円 / 1万通貨・1日あたり)

③メキシコペソ/円サヤ取り収益状況

買い:セントラル短資 126万ペソ
売り:みんなのFX 120万ペソ
ポジション損益   :-8,170円
サヤ取りスワップ金利: +13,446円
合計        :  +5,276円  (プラ転達成済み)
今週のサヤ取り額  : +1,260円(+1.5円 / 1万通貨・1日あたり)

サヤ取りトータルの収益状況(①~③の合算)

ポジション損益   :-34,630円
サヤ取りスワップ金利: +55,502円
収益合計      :  +20,872円
今週のサヤ取り額  : +4,150円(+592円 / 1日あたり)

今週のサヤ取りは592円/日の稼ぎとなりました。

メキシコペソに関しては、数週間前までは買いのセントラル短資と売りのみんなのFXの間にスワップの差はほとんどなく、サヤ取りは期待していない状態でしたが、みんなのFXのマイナススワップ-12円、セントラル短資は15円で、1万通貨当たり3円のサヤ取りが取れるようになりました。

現在運用中の3通貨ペア全てがプラ転状態となっており、ほぼノーリスクで毎日コツコツ小銭を稼いでいく体制が出来上がっています。

こちらはサヤ取りX開始以来のサヤ取りスワップ金利と、それにポジション損益を加味したトータルの損益状況の推移を表にしています。
トータルの損益は先週よりもさらに増加し、過去最高収益の状態となりました。

こちらはクローズ済の(サヤ取りX運用開始前の)過去のサヤ取り結果も合算した全期間トータルの推移を表しています。
こちらは現在約3万円のプラスで推移しています。

「リラ・ランド・ペソでのサヤ取りX」 の運用方針

2019/04/26より「サヤ取りX」プロジェクトを始動しています。

一般的なサヤ取りのリスクとは

一般的に「為替変動リスクがなく安全」と言われているサヤ取りですが、サヤ取りにもリスクはあります。リスクとして考えられるのは主に以下の2点です。

  • 「プラススワップ」<「マイナススワップ」の状態に陥る『逆サヤ』状態に陥ること
  • 急な円高相場により、買い口座の証拠金維持率が100%を切り、強制ロスカットが発生、両建て状態が維持できない状態となり、為替差損が発生すること

一つ目のリスクはそれほど深刻ではありません。
スプレッド分の赤字をサヤ取りで埋めるまでに逆サヤが発生しなければ、サヤ取りは勝ち確定です。それ以降、万が一、逆サヤが発生した場合には、その時点で両建てを解消すればいいだけです。

ただし、二つ目のリスクはサヤ取りを続ける限りは常に付きまとうものであり、リターンを求めすぎるあまり、レバレッジが高すぎると、ちょっとした急落時でも両建てが崩れ、大きな損失が発生してしまうことがあります。

あの「あっきん」さんもサヤ取りで大損失を出している!

記憶に新しいところでは、今年3月のトルコリラ急落時にスプレッドが拡大した結果、 有名なブロガー、あっきんさんの売り口座のOCOだけが発動してしまい、売りポジのみを手仕舞いして買いポジだけが週明けに持ち越された結果、46万円の大損失を出してサヤ取り運用を終えています。

日々、数十円、数百円という小さな金額をコツコツ積み上げるサヤ取り運用において、数十万円の損失とは悔やんでも悔やみきれませんよね。

「サヤ取りX」とは?

「サヤ取りX」はこのサヤ取り運用の最大のリスク(両建ての崩壊)を極力軽減した、自分の中では画期的な運用方法だと思っています(笑)

具体的な設計内容を見ていただいたほうが話が早いと思うので、まずはこちらをご覧ください。

「リラ・ランド・ペソでのサヤ取りX」 の運用設計

こちらがサヤ取りXの運用設計です。
なんとなく「サヤ取りX」の意味がわかったでしょうか?
サヤ取りXの『 X』はクロスを意味しています。

これが「サヤ取りX」の名前の由来です。
(正直、ダサい感じもしますが、個人的にはプロジェクトXみたいで気に入ってます 笑)

みんなのFX、セントラル短資の両口座で、「リラ + ランド」と「ペソ」のポジションをクロス(買い・売り混在)させた状態で保有します。
詳しくは後述しますが、リスクオフによる急激な円高相場が発生した場合には、買いポジションの含み損は急増しますが、売りポジションでは逆に含み益が急増し、口座全体の純資産額は強制ロスカットにならないことを想定しています。これがサヤ取りXの最大の強みです(詳しくは後述します)。

ちなみにペソを売りより買いで10万通貨多く持っている理由は、ペソはサヤ取りとしては1万通貨で2円/日(60万通貨で120円/日)しかサヤが取れず、しかもスプレッド分の手数料を回収するために相当な日数が必要なためです。

サヤ取りXの1つ目の口座には、トルコリラと南アフリカランドのプラススワップが安定して高く、メキシコペソのマイナススワップが安定して低い「みんなのFX」を使用しています。


サヤ取りXの2つ目の口座には、メキシコペソのプラススワップが安定して高く、トルコリラと南アフリカランドのマイナススワップが安定して低い「セントラル短資」を使用しています。

サヤ取りXの想定利回り

それでは気になる想定利回りを見てみます。

想定利回りはなんと約20%です。
(2019年4月時点では20%の利回りが見込める状態でした)

2019年7月時点の2社のスワップ金利に基づいて想定利回りを計算すると、約12%の利回りが期待できます。
サヤ取りの最大のリスクを極力取り除くことにより、余剰証拠金用の資金を大幅に減らすことができ、その結果、これだけの利回りが見込める設計となりました(あとはリラを6万通貨多く持っていることも影響しています)。

「リラ・ランド・ペソでのサヤ取りX」 の強み

続いて、サヤ取りXのメリットについて列挙していきたいと思います。

(A)メキシコペソがリスクオフ相場の緩衝材になる

こちらがサヤ取りXの最大のメリットです。
上でも簡単に述べましたが、一つの口座に高金利通貨/円の買いポジションと売りポジションを混在させることで、リスクオフの為替急変動時に発生する含み損を軽減し、口座の証拠金維持率の低下を防ぐ効果があります。

実際に発生したリスクオフ相場の状態に照らし合わせて検証してみましょう。記憶に昨年8月のトルコショックの相場の数字を使ってみます。
トルコショックが発生した2019/08/10(金)~2019/08/13(月)の2営業日の3通貨の最高値と最安値のレートは以下の通りです。

トルコリラ/円 20.02円 → 15.25 (-4.77円)
南アランド/円 8.11円 → 7.15円 (-0.96円)
メキシコペソ/円 5.94円 → 5.68円 (-0.26円)

この変動額をサヤ取りXの設計に当てはめてみます。

(上記は投資元本100万円バージョンで試算しています。)

みんなのFXではリラとランドのポジションで約43万円の含み損が発生していますが、ペソの売りポジが約15万円の含み益を出してヘッジを効かせているため、トータルでは約27万円の含み損で済んでいます。必要証拠金(約26万円)を合わせると余剰証拠金は約-4万円となり、そのままでは強制ロスカットとなってしまいますが、楽天銀行に予備資金6万円があるので、それを入金すれば『あの大暴落相場』でもなんとか耐えられる設計ですね。もしもペソの両建をしていなければ、みんなのFXのほうは余裕で強制ロスカットです。
セントラル短資のほうは含み益が出ている状態なので問題ありません。
メキシコペソでのサヤ取りはわずか2円しかなく、サヤ取りとしてはそれほど旨味はありませんが、相場急変時の緩衝材としての役割としては非常に優秀であると考えています。

(B)必要余剰資金の一時共有

こちらもサヤ取りXの強みの一つです。

(上記は投資元本100万円バージョンで試算しています。)

設計書を再掲しますが、背景色が黄色になっている部分(0円)に大きな特徴があります。
普通のサヤ取りだと、レートの変動に備えて買い口座と売り口座それぞれに余剰資金を配置する必要がありますが、今回は3つの通貨に分散しているため、各通貨『共通』の余剰資金を持てばよく、口座全体での余剰資金の圧迫が実現可能となっています。
いくつかの想定される発生シチュエーション別にシミュレーションしてみましょう。

①トルコリラのみ暴落(リラ安)

この場合、ピンチになるのは、みんなのFXのリラ買いポジションのみです。
みんなのFXにはトルコリラ3円分の余剰資金に加え、ペソ円用として用意している120,000円(リラ約3円の下落に対応)、更にはクイック入金が可能な楽天銀行に60,000円 (リラ1円の下落に対応)と、合計約7円の下落に耐えらえる予備資金があります。これだけあれば問題ないでしょう。
これと同じように、ランドのみの暴落であれば同じような状況となるため、こちらもリラ用の余剰資金を間借りして耐えることは可能と考えています。

②トルコリラのみ暴騰(リラ高)

これはトルコリラのサプライズな利上げ等、リラ独自の買い材料が発生した場合です。
この場合、ピンチになるのは、セントラル短資のリラ売りポジションのみです。
セントラル短資にはトルコリラ1.5円分の余剰資金に加え、ペソ円用の余剰資金14万円(リラ3.5円の上昇に対応)クイック入金が可能な楽天銀行に6万円 (リラ1.5円の上昇に対応)と、合計6.5円の暴騰に耐えらえる予備資金があります。これだけあれば全く問題ありませんが、実はセントラル短資には、このサヤ取りXとは別に「メキシコペソで年利55%プロジェクト」。の資金30万円が入っており、この余剰資金も一時的にはリラ暴騰対応に充当が可能です。
これと同じように、ランドのみの暴騰であれば同じような状況となるため、こちらもリラ用の余剰資金を一時的に間借りして耐えることは可能と考えています。

③ペソのみの暴落(ペソ安)
④ペソのみの暴騰(ペソ安)

こちらは、いずれも①・②のペソバージョンとなるため説明は省きます。
こちらではリラ用の余剰資金を充当することが可能です。

「リラ・ランド・ペソでのサヤ取りX」 の弱み

ここまではサヤ取りXの強みについて説明してきましたが、ここからは弱みとその対策についてまとめてみます。

弱み)手数料回収に日数を要する

リラは手数料(スプレッド)回収に関しては優秀です。みんなのFX(1.8銭)、セントラル短資(1.7銭)、合わせて3.5銭、1万通貨あたり350円の手数料がかかりますが、35円/日/日のサヤ取りが得られるので、10日で手数料は回収できます。

この記事を執筆した2019年4月時点ではトルコリラのサヤ取りは1日35円得られたのですが、2019年7月時点では1日10円しか得られなくなったため、手数料回収には35日を要するようになりました。

問題はランドとペソです。
ランドはみんなのFX(1.8銭)、セントラル短資(0.9銭)なので、合計2.7銭、270円の手数料がかかるのですが、サヤ取り額は3円/日なので、回収までには90日も必要です。
ペソは、 みんなのFX(0.4銭)、セントラル短資(0.3銭)なので、合計0.7銭、70円の手数料がかかるのですが、サヤ取り額はわずか3円/日なので、回収までには23日必要です。

対策)キャンペーンの活用と買い・売りのバランスで対応

みんなのFXには月に一度、「プレミアムフライデーハッピーアワー」キャンペーンがあります。その月によって、対象通貨ペアは異なるのですが、トルコリラが対象となった場合は、普段は1.7銭のスプレッドが0.3銭に縮小したりします。1万通貨あたり170円の手数料が30円に短縮されるのです。これを活用するのは一つの案です。
 
さらに前述の通り、ペソに関しては、売りの本数よりも買いの本数を多くしています。これにより、サヤ取り金額を増やしています。
当然、ペソを10万ペソ多く持つということはペソ安の際には10万通貨分の為替差損が発生するので、その点はリスクの許容が必要です。




低リスク複合サヤ取り「サヤ取りX」 まとめ

サヤ取りXの特徴をまとめます。

  • 一つの口座に買いポジと売りポジが混在しているので、急なリスクオフ相場(全面円高)に強い
  • 分散投資しているので1通貨の暴騰・暴落に強い
  • 分散投資しているので余剰証拠金の共有が出来、高い利回りが期待できる
  • 手数料(スプレッド)回収までに日数を要するので、スプレッド縮小キャンペーンや買いと売りのバランスを変えて回収までの日数を短縮する等、運用面での工夫が必要