こんばんは。
 
週末の国連総会では北朝鮮の外相が米国全土にロケットを撃ち込むと発言するなど、相変わらずのチキンレースが続いています。トランプ大統領のロケットマン発言は個人的にユーモアがあって好きなのですが、北朝鮮にはユーモアで応酬できるほどの余裕はなさそうです。
北朝鮮問題は来週以降の相場にも大きな影響を与えそうで、今後も目が離せませんね。
 
 
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現在のスワップポジションポートフォリオ

現在、6ヶ国の通貨に分散して長期スワップ用のポジションを保有しています。
(長期スワップ用ポジションの収益状況については昨日の運用報告をご覧ください。)
 
国別のロング・ショート状況を構成比で示すと、こんな感じになります。
 
 
                         
本当はトルコリラ(TRY)や南アフリカランド(ZAR)、 メキシコペソ(MXN)に集中投資すればリターンは大きいのでしょうが、同時にリスクの大きい通貨と認識しているので、米ドルやオセアニアで約75%の構成比を確保しています。
(但し、今後、南アフリカランドとメキシコペソはもう少し比率を上げていく予定です。)
 
だけど、リターンはやっぱりもっと欲しい、でもリスクもある・・・と考えていた時に、思いついたのが、
「もう少し他の通貨にも分散できればリスクも少しは減らせられるのだが・・・。他にも分散対象に出来る高金利通貨はないか?」
ということです。
 
そこでいろいろ調べてみたところ、他の選択肢となる通貨として見つかったのがロシアルーブルとブラジルレアルでした。
 
 

ブラジルレアルの現状

ブラジルの政策金利は現在8.25%。トルコの8%とほぼ同率の高金利通貨です。

 
現時点でブラジルレアルの取り扱いがあるのはIG証券の一社のみ。
ただ最近、スワップ金利が急落したようです。
 
ブラジルレアル/円は現在約36円。これまたトルコリラと比較的近いレートです。
IG証券では今月上旬までは92円の高スワップ金利がついていたようなのですが、今月中旬以降、突然34円に急落しているようです。おそらく、先日のトルコリラ同様、短期金利が急落したのではないでしょうか。
 
92円ならトルコリラを若干下回る程度の利回りが期待できますが、34円だったらNZドルより少しいい程度の利回りしか期待できません。であれば、通貨に対する信用度から、NZドルに投資したほうがマシですね。
 
というわけで、ブラジルレアルは現時点の長期スワップポジションへの組み込みの選択肢からは消えました。

 

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ロシアルーブルの現状

そこで次に目を付けたのがロシアルーブル。
ロシアの政策金利は現在9%。トルコリラの8%を上回ります。
しかし、ロシアルーブルは、ここ最近で、通貨価値を大きく落としています。

 
 
対ユーロでは2013年頃と比べると4割以上下落しています。
 
 
 
 対米ドルでは5割近くの下落ですね。
 
過去5年間で見れば、かなりの安値圏であり、今買っておけば、スワップだけではなく為替差益も得られるかも?という考え方もできますが、過去に2回デノミを行った経歴を持つ信頼性が低い通貨であり(トルコもデノミはやっていますが)、今後さらに下落していくリスクもあります。
 
 
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ロシアルーブルを取引できるFX会社

ロシアルーブルを取引できるFX会社を調べてみました。
見つけられた限りでは、サクソバンクとForex.comの2社がありました。
どちらの会社も、対円での取引は出来なく、対米ドルと対ユーロの2種類の扱いです。スワップ目的のポジションを持つなら、当然、対米ドルよりも対ユーロですよね。
直近数日のスワップ金利を2社でチェックしてみましたが、EUR/RUBはサクソバンクが1万通貨ユーロあたり220円台であるのに対し、Forex.comは270円台と圧倒的でした。 
  
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Forex.comは上記のようにMT4口座が有名なFX会社ですが、サクソバンクと並んで取扱通貨の種類が多い会社としても有名です。
 
 

EUR/RUBのスワップ利回りを計算してみた

EUR/RUBのスワップ金利の利回りを計算してみました。

1ユーロ134円で計算すると、1万ユーロ = 134万円建てで1日270円、年間で98,550円のスワップ金利が得られることとなり、利回りは年7.35%、レバレッジ2倍で利回りは14.7%、3倍で22.05%です。
トルコリラの利回りは12%程度あるので、それには及びませんが、南アランドは6%台なので、ランドよりは高い(メキシコペソよりやや低い)利回りが期待できそうです。
 
 

ロシアルーブルを組み込んだポートフォリオを考えてみた

 そこでロシアルーブルをロング通貨として現状のポートフォリオにEUR/RUBのショートを組み込んで構成比を考えてみました。
 

現状

 

 

ルーブル組込後

 
※現状が当初の計画よりもZARとMXNの構成比が低いので、この2通貨についても現状よりも構成比を上げる予定です。
 
高金利とはいえ、リスクの高い通貨ですので、組込比率としては10%以下が妥当でしょう。
それでも高金利の新興国3ヶ国(トルコ、南アフリカランド、メキシコ)に分散するよりも4ヶ国のほうがリスク分散にはなると思うので、ロシアルーブルの導入を真剣に考えてみたいと思います。
 
 

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