こんばんは。
今週月曜日に暴落したトルコリラは、窓埋めの見込みは薄いものの、落ち着きを取り戻しつつありますね。
トルコリラに足を引っ張られたかのように、月曜日に下窓を開けた南アフリカランドも火曜日以降は4日連続陽線となっており、日足のチャートを見ると、8月中旬の下落と今回の下落でダブルボトムを形成しているようにも見えます。
ですが、メキシコペソだけは下落が止まりません。。。
メキシコペソ下落の要因は・・・?
こちら、メキシコペソ/円の日足です。
黄色の2本のサポートラインを勢いよく下に突き抜け、日足チャート上では次のサポートらしいラインは見当たりません。
今回のメキシコペソの下落要因は、どうもアメリカ・カナダ・メキシコ間のNAFTA(北米自由貿易協定)の交渉難航を受け、メキシコの財務相が発したアメリカをけん制するコメントだったようです。これがマーケットにとってはネガティブな材料と受け取られ、メキシコペソの下落につながったようです。
それにしても、トランプさんのアメリカ第一主義には困ったものです。
メキシコと隣接するカルフォルニア州やテキサス州では合法・非合法含め、人件費が安い多くのメキシコ人が働いています。この地域では、レストランの厨房や工事現場などといったような人目につかない職業の多くはメキシコ人に支えられています。
昨年、テキサス州に出張に行きましたが、ホテルの廊下でベッドメイクの女性たちが英語ではない(おそらくスペイン語)言葉で大声で談笑しているのを聞きました。
スーパーの中に入っている銀行にはメキシコ人が列を作り、アメリカで稼いだお金を本国に送金していました。
トランプさんのメキシコ嫌いは結構ですが、いざ国境に壁を作り、メキシコ人をアメリカから締め出したら、これらの地域の経済が立ち行かなくなるのは明白です・・・。
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現在の口座状況
こちらは、メキシコペソ/円専用口座となっている、外為どっとコムの口座状況です。
現時点で21,000通貨を保持していて、為替差損は-5,000円ちょっと、スワップ金利は600円弱となっています。
レバレッジはまだ4倍弱なので問題ありませんが、必要に応じて資金を追加入金する準備は万端です。
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メキシコペソ、次のサポートラインは?
こちら週足です。
週足まで視野を広げてみると、今年の春に何度か反発を見せている5.75付近にもしかするとサポートラインがあるのかなぁ?といった感じです。
これを下に突き抜けちゃうと、昨年後半の5.0円付近も覚悟したほうがいいのかな?と個人的には思っています。
とりあえず、先ほど5.932で1,000通貨打診買いしてみましたが、本命は上に書いたように5.75付近です。ここでもう少し強気に買い増しして、それを下に突き抜けるようなら、あとは5.0まで機械的に書い下がろうかと思っています。
それなりの含み損となっていますが、長期スワップポジションのポートフォリオ上、メキシコペソへの投資構成比は8%弱と低めに抑えているので、今のところは気持ち的にはまだまだ余裕があります。
大きく下げたところでドカンと買い増ししたいところですが、そこが底なのか、はたまた底なし沼なのかを見極めるのは本当に難しいですね。
また、近いうちに状況を報告したいと思います。
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