こちらでは多通貨分散トラリピの運用状況と運用方針についてまとめています。
直近週のトラリピ運用実績
(更新日:2019/11/24)
口座状況
運用開始時期: 2015年5月
投資元本 : 700,000円
口座残高 : 1,210,288円 (前週比 +257円)
純資産 : 948,392円 (前週比 -4,444円)
含み損益 : -261,896円 (前週比 -4,701円)
証拠金維持率: 598%
当週のトラリピ決済状況
ここ最近は全体的に相場のボラが小さめで、今週もトラリピではほとんど稼げませんでした。
証拠金維持率はここ5週間、継続して600%前後を維持しています。通常は300~500%付近での推移が多いので、現状は非常に安定している運用と言えます。
トラリピ含み損の状況
※現在ユーロ/円、NZドル/円、メキシコペソ/円、米ドル/円ロングは運用停止中
トラリピの含み損は先週と比べて若干含み損が改善しました。
含み損が1万円以上変動した通貨ペアはありません。
トラリピ運用推移
こちらは今年2月以降のトラリピ口座の運用状況です。
今週は前週よりも純資産がやや減少しましたが、依然として過去最高額付近の水準を推移しています。
投資元本:700,000円
こちらは運用開始した2015年5月以降の推移を集計したものです。
70万円を元本に運用開始したトラリピ口座は乱高下しながらも右肩上がりの線を描いていることがわかります。
年別利回りまとめ
2015年:690,187円 → 540,545円 (-21.6%)
2016年:540,545円 → 716,134円 (+32.4%)
2017年:716,134円 → 769,143円 (+7.4%)
2018年:769,143円 → 812,556円 (+5.6%)
2019年:812,556円 → 943,974円 (+18.9%)
※1.数字は評価残高(含み損込み)で算出
※2.2019年の利回りは1/1~11/09(312日間)の実績を365日換算して算出
トラリピ運用方針
多通貨のロング・ショートに分散してトラリピ運用をしています。
むやみやたらに複数通貨ペアに手を出しているわけではなく、リスクオフ相場になったときに保有中の全て通貨ペアの含み損が拡大しないような工夫をしています。
トラリピ運用に使用しているFX会社
トラリピ運用に使っているのは楽天証券のMT4口座です。
このMT4口座でトラリピとほぼ同様の取引ができるEA(以下、トラリピEA)を稼働させてトラリピを運用をしています。
【MT4とは?】
MT4とは自動売買(EA)に対応した無料の取引ツールです。MT4では自動売買ができる以外にも、豊富な指標等が利用できます。EAを稼働させるためにはMT4口座を開設する必要があります。
【EAとは?】
MT4上で動く自動売買ソフトのことです。
私はトラリピEAを使っていますが、それ以外にも世には莫大な種類のEAが出回っています。無料のEAもあれば有料のEAもあります。
更にMQL言語の知識があれば、自分でオリジナルの自動売買ソフトを作ったり、既存のEAをカスタマイズすることもできます。
(既存のトラリピEAなどを使う場合にはプログラムの知識は不要です。)
本家マネースクウェアジャパン(以下、M2J)のトラリピと比べると、楽天証券のMT口座には下記のようなメリットがあります。
- 取扱通貨ペアが豊富
- スプレッドが狭い(一部、該当しない通貨ペアがあります)
- スワップ金利が高い(一部、該当しない通貨ペアがあります)
取扱通貨ペア
取扱通貨ペア数は2019年4月現在、M2Jは11通貨ペア、楽天MT4は22通貨ペアです。
M2Jはクロス円が多く、クロス円で分散トラリピを運用しても同じ値動きになる通貨ペアが多く、本当の意味での分散投資が難しいです。
ですが、楽天MT4ならユーロ/英ポンドやユーロ/スイスフラン、NZドル/スイスフランなどのクロス円、ドルストレート以外の通貨ペアでのトラリピも可能です。(2019年4月現在)
スプレッド
スプレッドは通貨ペアによっては、トルコリラなど一部M2Jのほうが狭い通貨ペアがありますが、概ねは楽天MT4のほうが狭いです。
一例をあげると、米ドル/円はM2Jは3銭ですが、楽天MT4は0.5銭と圧倒です。(2019年4月現在)
スワップ金利
こちらも一部例外がありますが、楽天MT4のほうが概ねM2Jを上回ります。
トルコリラ/円はM2Jが34円に対して楽天MT4は75円、米ドル/円はM2Jが10円に対して楽天MT4は67円となっています。(2019年5月13日現在)
トラリピ運用に使用しているレンタルサーバ
MT4を安定稼働させるためには、レンタルサーバを借りて運用するのが一般的です。
自宅のPCを常時稼働させ続け、MT4を動かし続けることも不可能ではありませんが、一般的なパソコンのスペックでは長時間稼働させるとフリーズすることが多く、それ以外にも電気代がかかる、停電時はMT4のアプリが落ちてしまう等、さまざまなコストやリスクがあり、自宅でMT4を動かすのは一般的ではありません。
私はお名前.comでレンタルサーバを借りています。
MT4稼働に必要最低限なスペックとなっているため、他のレンタルサーバに比べて料金が安く、オススメできます。
私は1GBプランを6か月払い(13,680円 → 2,280円/月)で約4年間利用しています。
現在のトラリピ設定
以下に、現在の設定内容を紹介します。
①ユーロ/米ドル(ロング)
運用開始日:2016年9月
設定①(現在稼働中)
設定レンジ:1.20~1.12
売買:買い
注文幅: 200pips
利確幅:200pips (約2,200円)
注文の通貨数:1,000通貨
設定②(現在待機中)
設定レンジ:1.11~1.00
売買: 買い
注文幅: 100pips
利確幅:100pips(約1,100円)
注文の通貨数:1,000通貨
②ユーロ/米ドル(ショート)
運用開始日:2016年9月
設定①(現在待機中)
設定レンジ:1.38~1.20
売買:売り(米ドル買い)
注文幅: 200pips
利確幅:200pips (約2,200円)
注文の通貨数:1,000通貨
③米ドル/円(ロング)
運用開始日:2016年9月
設定①(現在待機中)
設定レンジ:105~96
売買:買い
注文幅: 150pips
利確幅:150pips (1,500円)
注文の通貨数:1,000通貨
④米ドル/円(ショート)
運用開始日:2016年9月
設定①(現在待機中)
設定レンジ:135~119.5
売買:売り(円買い)
注文幅: 50pips
利確幅:100pips (1,000円)
注文の通貨数:1,000通貨
設定②(現在稼働中)
設定レンジ:119~106
売買:売り(円買い)
注文幅: 100pips
利確幅:100pips (1,000円)
注文の通貨数:1,000通貨
⑤NZドル/円(ロング)
運用開始日:2016年9月
設定①(現在待機中)
設定レンジ:70~40
売買:買い
注文幅: 100pips
利確幅:100pips (1,000円)
注文の通貨数:1,000通貨
⑥豪ドル/円(ショート)
運用開始日:2017年10月
設定①(現在待機中)
設定レンジ:94~80
売買:売り(円買い)
注文幅: 100pips
利確幅:100pips (1,000円)
注文の通貨数:1,000通貨
⑦NZドル/米ドル(ショート)
運用開始日:2016年9月
設定①(現在稼働中)
設定レンジ:0.79~0.61
売買:売り(米ドル買い)
注文幅: 100pips
利確幅:100pips (約1,100円)
注文の通貨数:1,000通貨
⑧ユーロ/ポンド(ショート)
運用開始日:2017年8月
設定①(現在稼働中)
設定レンジ:1.00~0.85
売買:売り(ポンド買い)
注文幅: 50pips
利確幅:50pips (約720円)
注文の通貨数:1,000通貨
設定②(現在待機中)
設定レンジ:0.84~0.70
売買:売り(ポンド買い)
注文幅: 100pips
利確幅:100pips(約1440円)
注文の通貨数:1,000通貨
⑨南アランド/円(ロング)
運用開始日:2017年9月
設定①(現在稼働中)
設定レンジ:9.00~6.00
売買:買い
注文幅: 2pips
利確幅:5pips (50円)
注文の通貨数:1,000通貨
南アランド/円のトラリピの詳細設定については下記の記事をご覧ください。
⑩メキシコペソ/円(ロング)
運用開始日:2019年4月
設定①(現在稼働中)
設定レンジ:6.00~5.40
売買:買い
注文の通貨数:1,000通貨
注文幅: 1pips
利確幅:2pips (20円)
設定②(現在待機中)
設定レンジ:5.40~5.80
売買:買い
注文の通貨数:2,000通貨
注文幅: 1pips
利確幅:2pips (40円)
メキシコペソ/円のトラリピの詳細設定については下記の記事をご覧ください。
メキシコペソ/円のトラリピ設定と運用実績報告(終)
⑪カナダドル/円(ロング)
運用開始日:2019年5月
設定①(現在稼働中)
設定レンジ:85.00~70.50
売買:買い
注文の通貨数:1,000通貨
注文幅: 50pips
利確幅:50pips (500円)
カナダドル/円のトラリピの詳細設定については下記の記事をご覧ください。
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