こんばんは。

10/9朝にトルコリラが窓を開けて急落した一件では、信じられないようなくらいにスプレッドを広げたヒロセ通商に注目が集まりましたが、実はそのヒロセの陰に隠れて、GMOクリック証券FXネオでも大きな異変が起きています。今日はその部分にフォーカスを当ててみたいと思います。

 
 
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GMOクリック証券ネオに何が起きた!?

2週間くらい前からGMOクリック証券FXネオ(以下、GMO)に大きな異変が起きています
 
GMOといえば、これまで西のヒロセ通商(どうでもいい豆知識ですが、ヒロセの本社は大阪なんですよね)、東のGMOクリック証券ネオといった感じで、スワップ派にとっては横綱的な存在でした。
トルコリラに関しては、両社で110円前後での熾烈な首位争いを演じていたのはたった1ヶ月前のことです。それよりももう少し前、8月には115円前後のスワップポイントを提示していたのです。
 
ところが、10/9のトルコリラ急落の一件以降、GMOのトルコリラのスワップ金利は一変しました。
10/12以降、11日連続80円というGMOとは思えない数字を提供し続け、現在も今朝わずかに1円増えて81円という状況です。
先日、GMOにスワップポイント急落の原因を問い合わせた記事をアップしましたが、GMOからは納得できる回答は得られませんでした。

 

 
管理人オススメのFX会社、メイン口座Aとして活用中です。 スワップ金利が高いので、長期保有投資に重宝しています。 
 
 
 

一方、西の横綱、ヒロセ通商は?

ヒロセ通商にはヒロセ通商で、10/9のトルコリラ急落の際にはロスカット狩りと言われても仕方のないような事件(こちらの記事を参照してください)を勃発させましたが、さすがは横綱。現在のトルコリラのスワップ金利は90〜100円の範囲で推移しており、相変わらずトップグループに位置しています。
 
ヒロセは全科目平均点以上を取るような優等生ではなく、一部の分野に特化してずば抜けたパフォーマンスを発揮する個性が強い会社です。上にもリンクを張るような破天荒なこともやっちゃう問題児ではありますが、レバレッジを抑えてヒロセの強みと上手く付き合うと、得られるメリットも大きい会社だと思っています。

 

GMOのスワップ激減はトルコリラだけではなかった

トルコリラのスワップ金利激減のインパクトが大きかったGMOですが、スワップ金利が激減していたのはトルコリラだけではありませんでした。
 
・米ドル/円 : 今月上旬の50円台から一時30円台後半へ
・豪ドル/円 : 今月上旬の40円台後半から一時30円台前半へ
・NZドル/円 : 今月上旬の50円台後半から一時40円へ
・南アランド/円 : (10万通貨あたり)今月上旬170円から120円
 
トルコリラ以外では、特に南アランド/円の落ち込みがひどいです。
 
公平を期するために注記すると、各社とも今月に関しては上旬から下旬にかけて、上記通貨ペアのスワップ金利は、やや減少傾向にあることは事実です。ですが、減少率についてはGMOが群を抜いています。
 
 
 
こちらはGMOのスワップ履歴のページですが、上の画像の通り、高金利通貨ペアには印をつけて、スワップ金利の高さをアピールしており、高金利通貨のスワップ金利狙いのユーザー取り込みに意欲的である(あった?)ことが伺えます。
これまでヒロセ通商の高金利通貨のスワップ金利の数字を意識するかのような数字を提示し続けてきたGMOが、全ての高金利通貨のスワップ金利で他社を上回るような減少率を見せたのには、何か裏があるに違いない、と管理人は推測しました。
 
 
こちらはオススメのメイン口座B こちらもトルコリラのスワップが高いので重宝していたのですが、現在、異変が起きています。。。
 
 
 
 

GMOは戦略的なターゲットユーザーを変更したのではないか?

10/9のトルコリラ暴落がGMOに何らかのダメージを与えたのかどうかはわかりませんが、その前後で、GMOの内部で何かが起きたのではないかと管理人は推測しています。
これまではヒロセに対抗して、スワップ派の取り込みをGMOの主要戦略の一つと位置付けてきたはずですが、もしかしたら10/9のトルコリラの暴落の際に、トルコリラのスワップ金利が高かったが故に大量にスワップ派ユーザーを抱えていたGMOは何らかの金銭的損失を被ったのかもしれません。
そして、ヒロセに対抗して、スワップ派を取り込むことはあまり旨味の大きいことではない、と考えを改め、戦略の方針転換を決定したのではないか・・・と管理人は予想しています。
 
以上のような推測に基づき、GMOのトルコリラのスワップポジションは簡単には復活しないだろうと予想し、トルコリラのサヤ取りの買いポジションを保有していたGMOのポジションをクローズすることにしました。
このお話については、また明日詳しくご報告したいと思います。
 
 
 

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