こんにちは。
トルコリラ/円のスワップサヤ取り運用を開始しました。
今日はその概要について説明したいと思います。

現段階のサヤ取り運用方針

今回は買い口座として「みんなのFX」、売り口座として「GMO FXネオ」を利用しています。
「みんなのFX」はトルコリラ1万通貨で1日120円(多い日だと122円程度)のスワップ金利が得られ、 「GMO FXネオ」 では1日90円(少ない日だと85円程度)の逆スワップが発生します。つまり、1万通貨の両建てで1日30円(以上)のサヤ取りが得られる見込みです。

安全設計について

今回はこのサヤ取り運用に約200万円の資金を用意しました。現時点では買いと売りでそれぞれ16万通貨のポジションを持っています。
買い口座、売り口座共に、現行レートの上下5円(約25~15円)まで為替が急変動しても強制ロスカットが発生しない設計にしています。

もう少し詳しく説明すると、買い口座では16万通貨持つので、トルコリラ/円が5円下落すると80万円の含み損が発生します(売り口座はこの逆)。各口座にはあらかじめこの含み損分の資金を入れておきます(= 表中の「必要耐久資金」)。
よって、各口座には16万通貨の必要証拠金128,000円と 必要耐久資金800,000円を合算した金額、928,000円(実際にはキリ良く100万円)を入金してサヤ取り運用の開始です。

さらに安全設計として、今回は買い口座、売り口座共に、約定したレートの上下4.5円の位置にOCOで決済注文を入れてあります。各口座は5円の為替変動に耐えられる設計ですが、それよりも前、4.5円分だけ為替変動が発生すると、買い口座・売り口座共に決済処理が行われてノーポジションとなるため、『基本的には』ノーリスクの運用が出来ます。
(但し、為替急変動時にはスリッページやスプレッドの拡大が発生することが多いため、それらの影響により、損失が発生する可能性はあります。)

今回は、これ以外に「予備資金」として16万円を用意しました。16万円は今回保有する16万通貨の1円変動に相当する金額です。
これを買い口座・売り口座とは別の銀行口座に確保しておき、急な相場変動が発生した場合にロスカットが発生する危険性のある口座にクイック入金します。まぁ、今回は5円の為替変動に耐えられる資金を買い・売りの両口座に入金済みのため、この予備資金が出動する可能性は低そうですが・・・。

この設計では約200万円の資金で買いと売りそれぞれ16万通貨、合計32万通貨(約640万円相当)のポジションを持つので、レバレッジは3倍ちょっととなります。

運用利回り見込み

上記設計でどれくらいの利回りが見込めるかを見てみます。

前述の通り、1万通貨あたり30円のサヤ取りが見込めるため、16万通貨保有だと1日480円のサヤ取りが見込め、年間だと17万円ものサヤ取りが得られます。サヤ取り運用全体の資金は200万円ちょっとのため、年間利回りは8.69%を見込んでいます。

4月からのサヤ取り運用方針

現在は上記のようなかなり安全設計で運用しています。理由は今月末のトルコ統一地方選の結果次第では、トルコリラの暴落の可能性が懸念されているためです。さすがに5円も暴落しないとは思いますが念のため、統一地方選が終わるまでは現行の安全設計で運用します。

ほぼノーリスクのサヤ取り運用において利回り9%近くというパフォーマンスは十分すぎるのですが、統一地方選をやり過ごした後には、もう少しレバレッジを効かせて、下記の設計で欲張り運用する予定です。

運用資金は200万円そのままに、現行のレバレッジ約3倍を約6倍にまで引き上げます。具体的には、各口座の資金額はそのままに保有通貨数を現行の16万通貨から倍増させます。そうすると必然的に各口座の耐久可能な変動レートが下がります(現行の5円から2円へ)。

耐久可能な変動レートが5円から2円に縮まるため、この運用においては、こまかいメンテナンス(各口座間の資金移動)が必要になります。放置運用は出来ないですね。
もちろん、各口座では上下1.5円の場所にOCOで決済注文を入れておき、強制ロスカットが発生しない安全設計を実装する予定です。

4月からの運用利回り見込み

レバレッジを3倍から4倍に引き上げることで、当然、見込める利回りも下記の通り増加します。

1万通貨あたり30円のサヤ取りが見込めるため、32万通貨保有だと1日960円のサヤ取りが見込め、年間では35万円にもなります。サヤ取り運用全体の資金は200万円ちょっとのため、年間利回りは16.59%を見込んでいます。

為替差損の影響を受けないサヤ取りで年利16%が得られるとはにわかに信じがたい運用方法ですが、こまめなメンテナンス(資金移動)を行えば、机上では実現可能な利回りです。

この運用経過については、今後も定期的に報告していこうと思います。

にほんブログ村 為替ブログへ

↓ブログランキングに参加していますにほんブログ村

為替・FXランキング