こんばんは。
トルコの統一地方選は投票前から与党AKPの苦戦が伝えられていましたが、首都アンカラとイズミールだけではなく、最大都市イスタンブールの市長ですら敗北の様相が強まっているようです(ニュース記事はコチラ)。
これで、エルドアン率いる与党AKPはトルコの三大都市全てで市長のポストを失う可能性が高くなってきました。
これはネガティブサプライズなので、トルコリラはもっと売り込まれるかと思っていたのですが、今のところ、トルコリラはむしろ買戻しが入っているようで、先週末の引けよりも若干高値で落ち着いた値動きを見せています。

トルコリラサヤ取りの現状

今日は現在進行中のトルコリラのサヤ取りポジションの現状と今後の戦略について書いてみようと思っています。
まずは、先ほどスクショを撮った買いと売りのポジションの状況です。

2枚のスクショを撮るのに2~3秒の時差が発生していますが、まぁだいたいこんな感じです。

スプレッドで-5,820円の含み損があり、スワップのサヤ取りで5,760円の利益が出ており、サヤ取り運用を開始して2週間で、ほぼ予定通り、プラマイゼロの水準まで持ってくることが出来ました。

先週末は一時、みんなのFXとGMOクリック証券FXネオではわずか1円のサヤしか発生しなかったのですが、今日は買い120円、売り-104円の状態なので、16万通貨で256円ほどのサヤ取りが稼げて、明日にはついにプラス圏に移行できるかなぁといったところです。

2週間前、このサヤ取り運用を開始するときのコチラの記事で宣言した通り、選挙が終わるまでは低レバレッジでの運用を進めてきたことが功を奏しました。
5円下落しても大丈夫な設計で選挙を迎えたため、先週末にスプレッドが開いたり相場が乱高下しても、特に気にすることなくノンビリと構えていられることが出来ました。
余裕のある資金運用が、投資の世界においては一番の安心・安全の要素だということを改めて感じました。

サヤ取り運用、今後の戦略

先週月曜日にコチラの記事で報告した通り、選挙後には買い口座を現行の「みんなのFX」から「GMOくりっく365」に引っ越し予定でしたが、選挙前のオーバーナイト金利の異常な引き上げの余波が残っていると思われ、各社のスワップ金利の付与額の乱高下が続いています。
1週間ほど前までは安定して120円台半ばで推移していた、買い口座候補であるくりっく365ですが、直近では102円まで落ち込んでいます。
一方で、売り口座のGMO証券FXネオは、以前-85円付近で安定していたのに直近では-104円となっています。
ということで、引っ越し予定の買い・売り口座では現状「逆サヤ」が発生してしまっています。この状態では引っ越すわけにもいかないので、各社のスワップ金利が落ち着くまでは、現状のサヤ取りの組み合わせで大きな逆サヤが発生し続けない限りは、現状の組み合わせでホールドを継続し、スワップ金利が落ち着きを見せた時点で最終ジャッジ・・・と考えています。

為替変動のリスクが「ほぼ」ないと言われているサヤ取り運用ですが、ここ1~2週間の荒れ相場の中では、急なスプレッド拡大によって買い口座だけがOCOに引っかかり売り口座だけが取り残されて損失を出した方や、スプレッドが拡大する中で選挙前に手仕舞いをしてこれまでのサヤ取り額が吹っ飛んでしまった方など、色々苦労されている方が散見されました。
やはりリスクを極限まで落とすのに一番有効な対策はレバレッジを下げた安全運用ということになるのでしょうね。

リターンとリスクはトレードオフ。己の欲を如何にコントロールするか。難しい課題ですね・・・。

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